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(18) Windows XPの再インストール

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 ハードウェアが整ったので、今回はWindows XPの再インストールである。最新のパーツでVaioを組み直したので、本来はWindows 7の方が相性は良さそうだが、いかんせん7のパッケージは通常版で2万円以上する。バージョンアップ版やDSP版(ハードウェアとセットになったもの)ならもっと安いが、できればOSはXPのまま残しておいた方が良い。というのも、手持ちのアプリケーションソフトがほとんど何年もバージョンアップしていないので、7で動くとは限らない。実際、家内が使っている7のノートパソコンに試しにインストールしてみると動かなかったソフトがいくつもあったのである。というわけで、vaioにはXPの再インストールを試みてみることにした。

 手持ちのWindows XPは、XPの発売時期に購入したものでおそらく2002年製。最新のハードにインストールできるんだろうかとやってみたら案の定、起動時画面を読み込んだところでブルーバックになって固まってしまった。pci.sysのエラーを表示している。何のことだろうかと、家内のノートパソコンを使ってネットで調べてみると、初期のXPを最新パソコンにインストールしようとすると起こる現象とある。要するにPCIのスロットがExpressやら何やらに拡張されて搭載されているが故に、当時のドライバーでは対応できなくなっているのが原因。対策としては、Windows XPのSP2をインストールすれば良いらしい。同様に、シリアルATAも当時はなかったので、SP2が当たってない限りシリアルATAのハードディスクへもXPはインストールできないらしい。
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 SP2が当たったインストールディスクを手に入れる方法がないかとマイクロソフトのページなどをちまちまと探していたのだが、結局行き着いたのは「nLite」というフリーウェアを使う方法。このソフトを使うと、Windows XPのインストールディスクとサービスパックや更新プログラムを合体させて、新たなインストールディスクが作成できるという。さっそく家内のノートパソコンにnLiteをインストールする。大幅なパソコンの改修を行う時は、もう1台のパソコンは必須のようだ。

 手順としては、このノートパソコンにxcopyを使ってWindows XPのインストールディスクを丸々コピーしたあと、nLiteを起動してこのフォルダーを認識させる。さらに、Windows XPのSP1、SP2をマイクロソフトのサイトから個別にダウンロードしてソフト上で統合。最後にnLiteが出力したisoファイルを、CDに焼いてできあがりである。手間をかけるなら、SP3や各種更新プログラムも一括でダウンロードして登録しておけば、インストール後の山のような自動インストールはすべて回避できるディスクができあがるのだけど、手間がかかるので省略。というか、この段階では一発でうまくいくなんて夢にも思ってなかった事情もある。

 できあがったディスクをVAIOにインストール…おぉ、何のエラーもなくさくさくとインストールが進む。1時間もかからないうちに、XPのオープニングメッセージを見ることができた。これは素晴らしい。感動だ。もちろんしばらくの間はXPの修正プログラムが50個60個と連続して山のように当たってくるのだったが、パソコンの処理能力が飛躍的に上がっているので、そんな作業もまったく苦にならない。実に快適である。

 難関と思われたWIndows XPのアクティベーション(マイクロソフトの承認作業)を試したが、こちらもあっけなくパスしてしまった。マイクロソフトに電話をかけて「マザーボードとCPUとメモリーは交換しましたが、同じパソコンです(笑)」と主張しようと考えていただけに、かなりの拍子抜け。すでに2世代前のOSになっちゃったXPに対しては、マイクロソフトもあんまりシビアなチェックは行ってないんかな?

 最後になったけど、用意したCore i3がどれくらい使われているのか調べたら手持ちのソフトではCPUの使用率はおおむね2~30%以下。ハイパースレッドを使い切ってないからかもしれない。メモリは4GB用意したけど、実際に使っているのは1GB前後というのがわかりました。ハードウェアを使い切ってない…というよりも、この調子ならまたもや4~5年はサクサクと機嫌良く使えそうだというのが私の感想である。(つづく)

現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB
タグ:PCV-S610 VAIO SONY
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