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(21) USB1.1の前面端子をUSB2.0として復活させる

vaio_usb1.jpg

 最近ちょっと半田付けに凝っている。使っているコテは中学生ぐらいの時に買ったものだが、半田やらスタンドやらルーペやら当時使っていた道具がそのまま出てきて、久しぶりにやってみたら成功したもんだからはまってしまった。というわけで、今回のお題目はVAIOの前面USB端子の復活である。この前面USB端子は、元々USB1.1が実装されていたもので、USB2.0として動作したことはない。またマザーボードを換装した時に、コネクターのカタチが合ったので差し込んでみたのだが、電源供給はされるけどUSBとしては動作しないという状況になっていた。今回はこのUSB端子を復活させて、さらにUSB2.0として動作させてしまおうというわけである。本当はUSB3.0に変更してしまいたいところだが、オンボード用のコネクターの入手が大変なのと(微妙な位置合わせも必要かもしれない)、USB3.0の機器を持ってないので動作チェックできないので今回は割愛する。いつかはやってみたいと思うのだが…

 というわけで、上右の写真はVAIOタワーの前面カバーを外したところ。アナログのビデオ入力端子一式と、iLinkの端子、そしてUSB端子がボックスに入って配置されているので、これをビスを外して取り外す。
vaio_usb2.jpg

 こちらが取り外した前面端子のユニット。ビデオ入力とiLinkの復活は次回に回すとして、今回は右端(取付時は一番下)にあたるUSB端子を復活させよう。さらにねじを外すと、ボックスと基板を分離することができる。
vaio_usb3.jpg

 基板を見ると、本来は直結しているはずのUSBのコネクター(メス)と内部配線用のコネクター(マザーボードへつなぐ分)なのだが、基板上にいくつか部品が乗っている。これがUSB1.1に最適化されていて、あるいはオリジナルのVAIOのマザーボードに最適化されていて悪さをしているのではないかと想像する(上左写真)。

 そこで、プリント基板のパターンをルーターで削って、コネクターから切り離す(上右写真)。きれいにカットできたかどうかは、テスターを使って入念にチェックする。
vaio_usb4.jpg

 半田ごてを使って、基板の裏側からUSBのコネクターと内部配線用のコネクターをジャンパー配線する。実は配置の関係で、コネクターの足は対面に対してクロスしているので、配線を間違えないようにつないでいく。さすがにPCのコネクターはピッチが狭いので、老眼の身には苦しいところだが(笑)、1本配線するたびにテスターを使って導通チェックと、隣とショートしていないかを丁寧にチェックしていく。これだけピッチが狭いと、少量の半田で手際よく手早く配線していくのがコツのようだ。慣れた頃に作業が終了する。
vaio_usb5.jpg

 再度配線チェックを行ったあと、分解した時と逆の手順でコネクター部分を戻していく。パソコンがちゃんと起動するのを確認したあと、前面コネクターにUSBメモリーを差し込んでみたのがこちらの写真。見事、前面端子でUSB2.0のデバイスを認識することができました。最近は周辺機器は何でもUSBでつながる時代だけに、前面に1ポートでもUSB端子があるってのはとっても便利なのです。

現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB + 無線LAN(11n)
タグ:PCV-S610 VAIO SONY
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