(22) 前面のビデオ端子を復活させる
前回はVAIOタワーの前面USB端子を復活させたので、今回はお約束どおり前面ビデオ入力端子を復活させることにしよう。ビデオ入力に関しては、当然ながらマザーボード上にそんなコネクターはないので、以前から使用しているアイオーデータ製のビデオキャプチャーケーブル(USBへ変換)をケース内に内蔵してしまうこととする。工作が必要なのは、このケーブルにVAIOの前面ビデオ端子を合体させることにある。
とはいってもキャプチャーケーブルをカットしてケースに直づけしてしまっては、故障時などのメンテナンスが非常に煩雑になる。というわけで、使わなくなったアナログのビデオケーブルを中央でばっさりカットして(写真左)、前面ビデオ端子の基板に直づけすることにする。このケーブルにキャプチャーケーブルの端子を差し込めば、キャプチャーケーブルは無傷だし修理・交換も容易だ。
準備ができたら、基板にケーブルを固定するための穴と、ケーブルを反対側へ通すための穴をあける。穴の位置は…これまた現物合わせである。
穴だらけになったビデオ端子の基板(写真左)。基板に表面実装されていた部品は、邪魔なので可能な限りニッパーなどで削り落とす。また主要な配線も不要なので、ルーターを使ってパターンを削り取った。そのあと、ビデオケーブル3本(音声・映像・S端子)をストッパーで固定して、穴をくぐらせて基板の反対側へ通す(写真右)。
前面端子の基板と金属ケースを組み立てたところ(写真左)。組み立てた方が、基板が安定するのでこの後の作業がやりやすくなる。にょきにょき伸びたケーブルを、取り回ししやすい長さにカットして、ニッパーやカッターで皮をむき先端処理をする(写真右)。
予備半田が終わったら、端子に半田付けしていく(写真左)。このあと基板をケースにとめたら、基板上に隙間はあまりない上に上には金属ケースが来るのでショートしないように十分気を配る。S端子は今までまったく扱ったことがないので、ネット上で結線図を調べた上に、端子に針金を差し込んでテスターで導通を調べながらつないでいくことにする。
結線が終了したところ(左写真)。左からS端子、映像端子、ステレオ音声端子となる。右端は前回処理した、USB端子の配線だ。再度テスターで導通チェックを行ったあと、VAIOタワーのケースに前面端子をねじ止めする(右写真)。接続したケーブルは、ケース内へ引き込む。
こちらが今回内蔵する、アイオーデータのビデオキャプチャーケーブル。片側をテレビチューナーに、反対側をパソコンのUSB端子につないで使えば、別に本体内蔵する必要などまったくない商品なのだが、これを内蔵してしまおうというのはやっぱりある種のこだわりである。
ケース内に伸びた先ほどのビデオケーブル(端子はオス)を、キャプチャーケーブルの端子(こちらはメス)に差し込む(写真左)。反対側のUSB端子を、ケース内のオンボードのUSB端子に差し込み、ケーブルをぶらつかないように束ねる(写真右)。
これでケースを組み立てて完成である。チューナーからのビデオケーブルを差し込み(写真左)、電源を入れると見事にビデオ端子が復活した(写真右)。キャプチャーケーブルに付属のソフトを使えば、もちろんビデオファイルへの変換も可能。使用頻度はあまり高くはないかもしれないけど、やはりビデオ入力機能がないVAIOタワーというのは片手落ちの気がしてならないのである。
現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB + 無線LAN(11n)
とはいってもキャプチャーケーブルをカットしてケースに直づけしてしまっては、故障時などのメンテナンスが非常に煩雑になる。というわけで、使わなくなったアナログのビデオケーブルを中央でばっさりカットして(写真左)、前面ビデオ端子の基板に直づけすることにする。このケーブルにキャプチャーケーブルの端子を差し込めば、キャプチャーケーブルは無傷だし修理・交換も容易だ。
準備ができたら、基板にケーブルを固定するための穴と、ケーブルを反対側へ通すための穴をあける。穴の位置は…これまた現物合わせである。
穴だらけになったビデオ端子の基板(写真左)。基板に表面実装されていた部品は、邪魔なので可能な限りニッパーなどで削り落とす。また主要な配線も不要なので、ルーターを使ってパターンを削り取った。そのあと、ビデオケーブル3本(音声・映像・S端子)をストッパーで固定して、穴をくぐらせて基板の反対側へ通す(写真右)。
前面端子の基板と金属ケースを組み立てたところ(写真左)。組み立てた方が、基板が安定するのでこの後の作業がやりやすくなる。にょきにょき伸びたケーブルを、取り回ししやすい長さにカットして、ニッパーやカッターで皮をむき先端処理をする(写真右)。
予備半田が終わったら、端子に半田付けしていく(写真左)。このあと基板をケースにとめたら、基板上に隙間はあまりない上に上には金属ケースが来るのでショートしないように十分気を配る。S端子は今までまったく扱ったことがないので、ネット上で結線図を調べた上に、端子に針金を差し込んでテスターで導通を調べながらつないでいくことにする。
結線が終了したところ(左写真)。左からS端子、映像端子、ステレオ音声端子となる。右端は前回処理した、USB端子の配線だ。再度テスターで導通チェックを行ったあと、VAIOタワーのケースに前面端子をねじ止めする(右写真)。接続したケーブルは、ケース内へ引き込む。
こちらが今回内蔵する、アイオーデータのビデオキャプチャーケーブル。片側をテレビチューナーに、反対側をパソコンのUSB端子につないで使えば、別に本体内蔵する必要などまったくない商品なのだが、これを内蔵してしまおうというのはやっぱりある種のこだわりである。
ケース内に伸びた先ほどのビデオケーブル(端子はオス)を、キャプチャーケーブルの端子(こちらはメス)に差し込む(写真左)。反対側のUSB端子を、ケース内のオンボードのUSB端子に差し込み、ケーブルをぶらつかないように束ねる(写真右)。
これでケースを組み立てて完成である。チューナーからのビデオケーブルを差し込み(写真左)、電源を入れると見事にビデオ端子が復活した(写真右)。キャプチャーケーブルに付属のソフトを使えば、もちろんビデオファイルへの変換も可能。使用頻度はあまり高くはないかもしれないけど、やはりビデオ入力機能がないVAIOタワーというのは片手落ちの気がしてならないのである。
現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB + 無線LAN(11n)
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