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(29) SSDで起動を高速化する

 パソコンはストレスなく使えればいいやってわけで、私はベンチマークの数値とかはあんまり興味のない人なんだけど、さすがにWindowsの起動に2分以上かかるようになると気になります。特にスマホの利用が増えた昨今だと、画面が小さくて入力が苦手だけどいつでもすぐに使えるスマホと、画面も大きく入力も楽だけど起動に数分かかるパソコンとでは、自宅ではどっちを使うか迷うこともしばしば。そこで今回のネタは、SSDを使ってパソコンの起動を高速化しようというわけです。

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 以前から会社の同僚とかの間では、SSDにしたらパソコンが早くなるぞ~と静かなブームになっていた。当時はあまりストレスを感じてなかったのでスルーしてたんだけど、Windowsもバージョンアップを繰り返して起動に時間がかかるようになり、ぼちぼち耐えられなくなってきた。そこで購入したのが、写真のCrucialの480GBのSSDである。

 1TBのも売ってるけど、起動用ディスクって意外と容量使ってないのと、大事なデータはネットワークドライブに入れているので480GBもあれば十分であろうと思う。さらにハードディスクベイにはもう1台、2TBのハードディスクを入れているので、バックアップはこちらで十分だろう。

 ちなみにSSDとは、ハードディスクと入れ替えて使うフラッシュメモリで構成されたドライブのこと。メモリ単価が安くなってきたことで手に届く価格に降りてきたのと、振動に強く高速だってことが特徴。値段も下がってきて、タブレットやノートパソコンでは当たり前のストレージとなっている。一部のデスクトップパソコンもSSD化が進んでいる。

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 いざ製品を探してみると、デスクトップ用の3.5インチサイズは販売されておらず、ノートパソコン用の2インチタイプのみが存在する。それではどうするのかというと、3.5インチのベイに収めるためのアダプターが1,000円以下で売られている。これを買ってきて、2インチのSSDをねじ止めすると3.5インチのベイに収めることができるようになる。
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 面白いのはこのベイ、スペースに余裕があるので2インチのSSDやハードディスクを2台収めることができる。1TBや2TBのSSDが安くなってきたらさらに増設することもできるし、VAIOの場合は最大4台のSSDを実装することができそうだ。マザーボードのシリアルATAポートの空きも余裕があるので増設は可能。もっとも今のマザーボードがいつまで使えるかはわからないが。

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 問題はCドライブの起動ディスクの内容をどうやってこのSSDにコピーするかということだが、そこはネットからダウンロードできるユーティリティが製品には付属していて、SSDを増設したあと簡単にシステムを移すことができた。その後、元の起動ディスクは外して2TBのバックアップ用のハードディスクに入れ替えた。

 システムの起動時間は、正確に測ったわけではないが体感上で4~5倍に高速化されたような気がする。何よりパソコンを立ち上げてからのハードディスクから聞こえるカリカリというせわしない音がなくなったし、電源を入れてから1分以内スタンバイされるのでパソコンの利用頻度が増えた。使用中のアプリもサクサク動くようになったような気がする。SSD化で今の環境の寿命がかなり延びたような印象だ。(つづく)

現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 68GB → 1TB+68GB → 1TB → SSD 480GB+HDD 2TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ) → Blu-ray(BD-XL)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP → Windows 8 → Windows 8.1 → Windows 10
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → 光 + 無線LAN(11n) → 光 + 無線LAN(11ax)

タグ:PCV-S610 VAIO SONY
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