(40) マザーボード12年ぶりの入れ替え

VAIOタワーの蓋はちょくちょく開けて中を触っていたのだが、マザーボードにつながったすべてのパーツを外すのは久しぶりである。ケーブルを外しながら、12年前の電源は使えるのだろうかとか、ケースの電源やHDDアクセスランプとの配線を間違えたらやばいなとか、いろいろなことを考えた。というわけで、わからなくならないように必要な配線にはラベルを貼ったりしながら分解する。いよいよこのマザーボードとお別れかと思うと、ちょっと寂しく思う。

ラベリングと分解が終わったので、新旧のマザーボードを並べてみた。左が新しく買ったLGA1700のソケットが付いたマザボで、右が今まで使っていたもの。新しいほうが一回り小さい。同じマイクロATXでも、大きさに微妙に差があるんだとちょっと意外な気がした。もちろんねじ穴の位置は共通なのだが、その中でも新しいボードは使っているねじが２本少ない。搭載されているパーツの色が、古いマザボの方が青が目立ってカラフルだ。

新しいボードをケースにねじ止めする。右側に隙間が空いてスペーサーが２つ取り残されているが、この部分だけマザーボードが小さくなっているのがわかる。電源関係のコネクターは幸い仕様が変わっていないようで、変換パーツも何も使わずに差し込むことができた。電源スイッチやハードディスクのアクセスランプ関係は、まったく配置が違うのでジャンパー線でつないでいく。



その後はストレージ関係やらUSBやらをつないで、ハードディスクベイや電源を組み立てていく。配線の取り回しが大変だが以前よりはケーブルの本数が減ってシンプルになったような気がする。仮組ができたところで、モニターやキーボードをつないで電源を入れる。無事にWindows10は立ち上がるのだろうか。

短い”ピ”の音の後に、BIOS画面が起動した。あれ、Windowsが立ち上がらないぞ。でもBIOSがきちんと表示されているところを見ると、基本的な部分はちゃんと動作しているようだ。SSD・ハードディスク・BDドライブといったストレージも認識している。しかし起動できるシステムがないとの表示。ということは、今まで使っていたSSDからはブートできないようだ。

ということで、しばらく考えて新たにWindows10のクリーンインストールが必要という結論になった。これは面倒なことになったようだ。新しい手順としては、

１．VAIOタワーを元のマザーボードの状態に組み戻す
２．元のWindows10を起動して必要なファイルを丸ごとバックアップする
３．Windows10のインストール用のメディア（USBメモリ or DVD-R）を準備する
４．再びVAIOタワーを最新パーツで組み替える
５．３で用意したメディアで、Windows10をクリーンインストールしてアクティベーションを行う
６．Windows11にアップグレードする
７．使用するプログラムやドライバーをインストールする

ということになりそうだ。ちょっと心が折れそうになったので、こんな時は作業をやめて数日寝て、またやる気が出たら続けることにする。

（つづく）

現在までの改造箇所
■メモリー 64MB → 256MB → 4GB → 8GB
■ハードディスク 8GB → 68GB → 1TB+68GB → 1TB → SSD 480GB+HDD 2TB
■CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → CORE i3-540 → CORE i3-12100
■ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ) → Blu-ray(BD-XL)
■インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
■電源ユニット 80W → 300W
■OS Windows98 → Windows XP → Windows 8 → Windows 8.1 → Windows 10
■プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A → PIXUS TS8330
■インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL＋無線LAN(11g) → 光 + 無線LAN(11n) → 光 + 無線LAN(11ax)

コメント 2

なかなか大変ですね。
英気養ってじっくりお取り組みください。
by Enrique (2023-02-14 07:07) 

ありがとうございます。
英気養ってます。
by oga. (2023-02-15 00:14)